印旛郡市歯科医師会から市民の皆様へ

新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が解除されました。印旛郡市管内の感染者数は、印西市31名、佐倉市30名、白井市14名、酒々井町8名、富里市6名、八街市6名、成田市5名、四街道市4名、栄町0名、7市2町合計104名(5月25日午後8時現在 出典:千葉日報)となっています。印旛郡市にお住まいの市民の皆様におかれましては、感染への不安はもちろん、引き続きの制限された生活による経済的不安や健康不安が高まられていらっしゃることと存じます。

さて、テレビや雑誌などでは歯科医師、歯科衛生士はしばしば感染リスクが高い職業として取り上げられていることを見受けます。実際の歯科医療現場ですが、我々印旛郡市歯科医師会会員は法に則り、新型コロナウイルス感染症の拡大以前から多くのウイルス感染対策(ウイルス性肝炎、MRSA、エイズ等)を行って診療しております。

当然のことながら現在まで、歯科医療行為における歯科医師や歯科衛生士から患者さんへの感染は我が国においては確認されていません。

以上のことから外出時には以下のことを守って頂き、歯科医院にどうぞ安心してお出かけください。

  1. マスク装着
  2. ソーシャルディスタンスを保つ
  3. 手洗いうがい
  4. 歯磨きなどの口腔清掃をしっかり行う
  5. 歯科治療、定期検診はかかりつけ歯科医の指示に従い適切に行う

新型コロナウイルス感染症対策として、口腔ケアの重要性

  • お口が清潔だと、ウイルス疾患は重症化しにくいことが分かっています。
  • 口腔ケアを怠ったり、歯の痛みや腫れを我慢すると体力・免疫力が低下します。
  • 糖尿病や人工透析中など持病がある場合、歯周病の悪化が全身状況の悪化につながる可能性が高まります。
  • 介護現場での口腔環境の悪化の放置もやはり重症化につながりやすくなります。

どうかご自身で診療の延期、メンテナンスの延期などの判断をせず、是非かかりつけ歯科医にご相談ください。来院いただくことが難しい場合には、電話等により診療を行い、お薬を処方することなども可能な場合がございます。

現在の歯科医療の現場では、医療資材の不足や高度な感染防止対策を行うため一時的に診療内容の制限や休診せざるを得ないこともございます。ご理解ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

印旛郡市歯科医師会会員一同、今後も市民の皆様の安心・安全な歯科医療体制を提供し、健康寿命延伸のため頑張っていく所存でございます。